ガクドー | マシュマロヨーグルトミカソ

マシュマロヨーグルトミカソ

思想家で詩人 : 利他的 : すぐ真に受ける : 奇抜 : 優しくてユーモラス : 直感的 (占いにて)

目薬をさすのが下手。

僕が小学校の時、習い事はなにもしていなかった。
塾に通う子、習字、そろばん、などに通う友達はいたが、ぼくは一つ。
ガクドーだけだった。



小学校が終わった後、いつもの道を馴染みの三人であるいていく。
草むらには犬のフンが散乱しているので気をつけなければならない公園と大きな銭湯とチャウチャウのいる家の横を通って向かう。
ピンポンダッシュをしたり、近道と称して他人の家や家々の間を通ったり、何でもない話をしながら向かう。



※ガクドー
小学校が終わったあとに行ってそこでも遊ぶ所。
僕が居たところは10~20人の子供が居て、とある場所を貸してもらえるまでは参加している子供の親のだれかの家の一間を借りてやっていた。
普段は公園でドッジボールやメンコや木登りやめち当てして遊び。
夏にはみんなでプールやキャンプに行ったり、山に登って古びた建物に泊まったり、川へ行ってみんなでカレーを作ったりする。
(プールで泳いだ後に食べる50円のお餅はとにかくおいしかった。)



正式名称は学童保育といい、共働きなどによって昼間親が家にいない家庭の学童(低学年)を、放課後や休暇中に保育する場所、らしい。
辞書で引くと↑こんなことをかいてあるが、もちろん当時の僕らは知らなかった。とりあえずみんな「ガクドー」と呼んでいた。



ところでガクドーはサバイバルでもある。
おやつの時間になると先生があみだくじを持ってくる。
ジャンケン大会の時もある。
その日のおやつに使えるお駄賃を決めるのだ。


大体、一番いいのは200円。一番下は50円。
(上が250円や下が30円の時もあった気がする。)

それぞれのお駄賃が決まったら、駄菓子屋へ行く。
200円なら豪遊するが、50円ならどれを買うかで頭を使う。
30円のくじを引いて、きなこ棒と5円チョコ2枚とか。
ベビースターと20円のジュースとか。
50円でどれが今の自分に最適な物を買うか、どうにかやりくりするのだ。



家の中で遊ぶ日、みんなでTVを見たり(童夢くん)、プロレスごっこみたいなじゃれあいをした
外で遊ぶ日は、キックベースにドッジボールにめち当て木登りメンコなどなど
とにかくがむしゃらに遊んだ。


帰り道はいつも一人。
親が迎えに来ることはまずないので大体最後まで残って帰る。
暗い道がたまに怖くなるので走ったり、遠回りだけど明るい道を通ったりする。



小学校高学年になったら自然と足が遠のいて行かなくなってしまったが、
本当は今、また行きたい。


ちなみに僕が通っていたガクドーは先生が病気になり、もうなくなってしまったらしい。

がむしゃらに全力で遊びつつ、いたずらわんぱく野生児だったあの頃は良き思い出です。

(↑一日一傷)



#昨日のボーリングの日記からガクドーを思い出しました。