美術館はくたびれる
歩き疲れる
見ることに疲れる
ひとつの作品に対してひとつの部屋でもいいくらい
しずかな所はすき
自分が細い“こより”になったよう
しん、と研ぎ澄まされる感じ
心地よく、呼吸が深くなる
図書館は
本がありすぎる
どれを借りてよいかわからない
それぞれにやはり面白い面白くないエピソードや
作者の苦悩や自己満足や葛藤があるのかと思うとうんざりもする。
だが良く行く。
暗闇はすき
暗いところがすきなのではなく、
闇に浸される感覚がすき。
ただ、
必ずしも自分をやさしく包んでくれる暗闇ばかりではないことを知っている必要がある。
そんなきらいすき。